家出関連のニュース～２００３年～

玄界島の遺体は高３男子＝１０日から家出、自殺－福岡

福岡市西区の玄界島の防波堤付近で、手足を縛られ、重しの付いた状態で見つかった遺体は、鹿児島市に住む高校３年の男子生徒（１８）だったことが２５日、福岡県警西署の調べで分かった。
また、家族あての遺書も見つかり、同署は生徒が自殺したとみている。
生徒は１０日から家出しており、１７日に捜索願が出されていた。
この日、母親が所持品や服装などから本人と確認したという。
（時事通信）[11月26日1時2分更新]

家出少女に売春させる借金肩代わり、５人を逮捕

警視庁保安課などは１日までに、借金を肩代わりする代わりに少女２人に売春させたとして、売春防止法違反の疑いで、東京都八王子市横山町、エステ店「キューピー」経営福永志津男容疑者（２４）と従業員ら計５人を逮捕した。
調べでは、福永容疑者らは昨年１２月、金融業者だった従業員を通じて、家出してホストクラブ通いで金に困っていた八王子市の１８歳の少女２人に「借金を肩代わりするから売春して返せ」と計３０万円を貸し、今年４月から５月にかけ売春させた疑い。
福永容疑者らは２月、２人の全裸写真を撮影し「逃げたら八王子中にばらまくぞ」と脅していたという。２人は６月ごろ、自宅に戻り、うち１人が高尾署に相談した。
福永容疑者は無許可で「キューピー」を営業、エステ店を装っていたが店内で客に買春を持ち掛けていた。
（共同通信） [10月1日12時54分更新]

＜スカウト＞家出の女子高生を風俗店に勧誘２人逮捕警視庁

警視庁渋谷署は２９日、東京・渋谷で家出中の女子高校生を派遣型ファッションヘルスにスカウトしたとして東京都目黒区青葉台４、石本和幸（３５）とファッションヘルス経営者の埼玉県上福岡市元福岡２、中島一仁（４０）の両容疑者を職業安定法（有害業務募集）違反容疑で逮捕したと発表した。
調べでは、中島容疑者の依頼を受けた石本容疑者は昨年１０月下旬、渋谷区道玄坂２の路上で、福島県の私立高校生の女子（１７）に「月１００万円から２００万円ぐらい稼げるよ」と風俗嬢として働くことを勧誘した疑い。
石本容疑者は、昨年６月からスカウトとして活動し、店から１人当たり５万円の紹介料を受け、逮捕されるまで５００万～６００万円稼いでいたという。
【田中義宏】（毎日新聞） [9月29日14時13分更新]

＜児童福祉法違反＞母子３代、家出少女働かせ逮捕警視庁

警視庁少年育成課は、家出中だった当時１５歳の少女を軟禁し、スナックで無理やり働かせていたとして▽茨城県土浦市、飲食店経営、松田広子（６９）▽松田容疑者の娘で飲食店店長、高橋光子（４０）▽孫で同店従業員、高橋貴子（２０）の３容疑者ら計４人を児童福祉法違反、風営法違反などの疑いで逮捕したと発表した。
（毎日新聞） [9月25日21時49分更新]

「プチ家出」少年少女、５年保護倍増－－携帯普及で親無関心／東京

夏休み中に親に無断で短期の外泊を繰り返す「プチ家出」をして保護される少年少女が５年で倍増したことが、警視庁少年育成課の調べでわかった。同課は少年少女にも携帯電話が普及し、無断外泊してもいつでも連絡が取れることから親が子供の行動に関心を持たなくなったことが背景にあるとみている。稲城市の小学生女児４人誘拐・逮捕監禁事件や板橋で起きた女子高校生絞殺事件など少年少女が犯罪被害に遭うケースが目立っており、同課は「子供の行動にもっと注意をはらうべき」と呼びかけている。
同課は、毎年９月上旬（１～１０日）に渋谷、新宿、池袋、上野など、都内繁華街５地区を対象に、家出少年少女の保護・補導特別対策を行っている。夏休みを終え、そのまま遊び癖がついて家出する子供が増えるため。
期間中の家出人の保護は、９９年の６２人から横ばい傾向で、今年は４６人（小学生２人を含む）だった。しかし、プチ家出の保護は９９年の８１人から増加し、今年は１５６人と１・８８倍に上った。一方、００年から統計を始めた補導件数は、００年の２００人から、今年は３９０人と４年間で１・９５倍に増えた。
家出した神奈川県の私立高１年生女子（１７）がホストクラブで遊ぶ金欲しさに性風俗店やパブで働き、不特定多数の男性を相手にわいせつ行為を行っていたとして家裁送致処分とされたケースもあった。
警視庁生活安全部が逮捕監禁事件を受けて夏休み中（７月１８日～８月３１日）に渋谷地区で実施した特別対策では、少年少女計６７１人を補導し、風営法違反、窃盗、公然わいせつなどの疑いで成人を含む１７人を摘発した。
【田中義宏】（毎日新聞） [9月12日20時28分更新]

夏休み、渋谷で補導６７１人＝中高生、北海道や関西からも－警視庁

全国最大の若者の街といわれる東京・渋谷の繁華街で、夏休み期間中に中高生ら少年少女６７１人が補導されたことが１１日、警視庁少年育成課の調べで分かった。７月上旬、同地区でアルバイト勧誘を受けた小学６年の女児４人が監禁された事件を受け、同庁が「少年非行・被害防止特別対策」として集中補導を行った。同課によると、７月１８日から８月３１日までの間、警察官ら１６７人態勢で計１８回補導活動を実施。この結果、少年２９６人、少女３７５人を補導し、計６７１人のうち３５２人は北海道や兵庫県といった東京都以外から家出などしてきた中高生らだった。
（時事通信） [9月11日13時2分更新]

１６歳家出少女らにスナックで売春をあっせん

無職少女らに売春をあっせんしていたとして、警視庁少年育成課は１０日までに、児童福祉法違反と売春防止法違反の疑いで、東京都新宿区、スナック経営、飯島重蔵容疑者（６２）ら２人を逮捕した。
調べだと、飯島容疑者らは東京都新宿区歌舞伎町のスナックの従業員として家出中の無職少女（１６）を"採用"。今年５月、客の男性会社員（４０）を相手に売春行為をさせた疑い。
同容疑者らは、未成年者を含む女性約６０人を従業員に採用し、客に１回３万円で売春をあっせん。月約３００万円の利益を得ていた。同課は今月３日の家宅捜索で、家出中の高校１年生（１５）や高校３年生（１７）ら未成年３人を保護した。
[ 2003年9月10日18時0分 ]

身元不明死、若い女性増える…「無関心社会」の一端か

東京都内で自殺や事故で死亡し、身元がわからない死体に、１０代から２０代の若い女性が増えている。「身元不明」と言えば、決まってホームレスの中高年男性だったのは昔。引き取り手のない女性の遺骨に「無関心社会」の一端がのぞいている。
昨年４月、東京・池袋の高層ビル１９階の女子トイレ内で、若い女性が首をつって自殺しているのが見つかった。
おしゃれなスカートにブラウス姿。容姿から２０歳前後と判断された。バッグの中には「私をこのまま無縁仏として葬って下さい」という遺書があった。
巣鴨署はビルの関係者とみて聞き込みを進めたが、１年５か月近くたっても、身元を特定する糸口は見つからない。
「昔は若い女性がいなくなれば、家族だけでなく近所の人もすぐ気付いた。人のつながりがそれほど希薄になっている表れだろう」。巣鴨署の幹部は嘆いた。
今年２月、江戸川区の荒川右岸で２０代の女性の水死体が見つかった。半年近くたっても身元はわからず、遺骨は「小松川４号」と呼ばれている。
女性は発見時、パジャマのような軽装で所持品がなかったため、小松川署は近くの住民と見て捜査を開始した。前歯に義歯があり、身元はすぐに判明すると見られていた。
しかし、現場付近に家出人捜索願が出ている女性はおらず、捜査は行き詰まった。
「住んでいる場所が絞り込めなければ、歯を治療した歯科医も絞れず、身元特定も難しい」。捜査に携わる捜査員はあきらめ顔で話した。
◇ 東京都内で見つかる身元不明死体は年間約１９０体。昨年見つかった身元がわからない２０歳前後の女性は前年の２人から５人に増えているという。
警視庁は９月を身元不明死体の確認強化月間とし、１日から浅草署観音前交番に相談所を設置、様々な相談に応じることにしている。
（読売新聞） [8月30日14時28分更新]

家出少女に売春させ逮捕愛知、１１人自宅に住まわせる

愛知県警中村署は２６日までに、家出少女をマンションに住まわせ売春させていたとして、売春防止法違反などの疑いで、名古屋市東区東桜、不動産仲介業小川寛治容疑者（４５）と、京都府竹野郡の無職少年、愛知県美和町のアルバイト少年＝いずれも（１８）＝を逮捕した。
小川容疑者は５月以降、名古屋の繁華街・栄で声を掛けたり、口コミで１５－１７歳の家出少女１１人を集め、多い時で３、４人を自宅マンションに寝泊まりさせていた。
少女に成り済まして出会い系サイトに「援助交際して」などと書き込み、売春をあっせん。
約１８０万円の利益を上げていたという。
調べでは、小川容疑者らは７月上旬、サイトの書き込みに応じた名古屋市の無職男性（４４）＝児童買春禁止法違反の疑いで逮捕＝に、家出中の無職少女（１６）を引き合わせ、売春させた疑い。
（共同通信）[8月26日18時27分更新]

＜誘拐＞女子高生連れ出し、半年以上暮らす２７歳男逮捕

愛知県内の県立高校２年の少女（１７）を両親の許可なく誘い出し、半年以上も一緒に生活していたとして、警視庁蒲田署は７日、住所不定、無職、落合政則容疑者（２７）を未成年者誘拐容疑で逮捕した。
少女の父（４４）が先月、行方不明者を捜す番組を放映している民放テレビ局に調査を依頼。
同局が雇った探偵が６日に２人の居場所を突き止め、同日夜、同署に父が届け出て少女の保護を求めていた。
調べでは、落合容疑者は偽名を使い、メールや電話で連絡を取り合っていた当時高校１年の少女を今年１月２７日、「一緒に東京に行こう」と誘い出し、愛知県内の駅で待ち合わせて上京。
今月６日まで大田区内の友人宅などで一緒に生活していた。
２人はインターネットのオセロ対戦ゲームで知り合った。
家出前、落合容疑者は妻子がいるにもかかわらず「独り者で将来は君と結婚する」と話していた。
少女は「真人さん（落合容疑者の偽名）と家出します」との書き置きを残しており、家を出た２日後、両親が愛知県警に家出人捜索願を出していた。
落合容疑者は、少女が家出後、本名や既婚者であることを伝えた。
調べに対し「誘拐をしたとは思っていないが、何かの法律を犯しているような気はしていた」と供述している。
少女は「自分の意思で会いに来た」と話し、父が落合容疑者を同容疑で告訴する意思を示すと動揺したという。
父の告訴を受け、同署は落合容疑者を逮捕した。
【長谷川豊】（毎日新聞） [8月7日22時57分更新]

飛び降りの中学生男女死傷親にしかられ家出、神戸で

７日午前３時５０分ごろ、神戸市中央区栄町通の駐車場で若い男女が倒れているのを通行人が見つけ、１１０番した。
２人は病院に運ばれたが、男子は約３時間後に死亡、女子も腰の骨を折るなど重傷。
生田署は２人が隣接するマンションの屋上から飛び降りたとみて調べている。
調べでは、２人は明石市内に住む同市立中３年の男子（１４）と女子（１５）。
遺書は見つかっていないが、１１階建てマンション（高さ約３０メートル）の屋上に、男子の財布のほか、２人の携帯電話や靴が残されていた。
２人は同じクラスで、女子は親にしかられ５日から家出していたという。
女子は、駐車場に止めてあった車の上に落ちたため、一命を取り留めたらしい。
明石市教育委員会によると、２人は仲が良く、学校でいじめなどの問題は起きておらず原因として思い当たることはないという。
（共同通信） [8月7日14時39分更新]

風俗店経営の少年ら逮捕大阪、市販の漫画読み思い立つ

大阪府警少年課と枚方署は１５日までに、デートクラブを経営し家出少女らに売春させたとして、児童福祉法違反などの疑いで大阪市の少年（１９）と同市の少女（１８）、同府枚方市の少女（１９）の計３人を、児童買春禁止法違反容疑で客の男５人を逮捕した。
少年らは出会い系サイトで知り合った遊び仲間。
市販されている漫画を読んだ少年が「これなら簡単にデートクラブを経営できる」と思い立ったという。
府警は１４日、有害図書に該当する可能性があるとして、この漫画を大阪府に通報した。
調べでは、少年らは家出中の当時中学３年だった少女（１５）が１８歳に満たないことを知りながら、今年２月１１日、大阪市内のホテルで、枚方市の無職の男（３６）に売春させた疑い。
（共同通信） [7月15日18時30分更新]

家出関連のニュース～２００３年～

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