12 『キスだって左利き』ユキちゃん(18?)4泊5日
【1日目】
噂とは怖いものである。
突然知らない女の子から携帯に電話が掛ってきて驚いた。
その女の子はユキちゃんと名乗り、家出中なので泊めて欲しいと言ってきた。
どこから聞いたのか、僕が家出少女を泊めるのを趣味としている男だと知ったらしい。
歳は18だそうだ。
18ということは、高3か、それとも大学生か?
うーん、すこし年齢高めなのは気になるが、まあわざわざ僕に電話を寄越すぐらいだから泊めてもらうことでどうなるか、そのあたりも理解しているだろう。
話が早い。
少し怪しい気もしたが、とりあえず彼女と会ってみることにした。
僕の家の最寄り駅までやってきたユキちゃんは、18というよりは幼く見えた。
これは好都合である。
心配した美人局風の怪しい人物の気配はない。
さっそく自宅に連れて帰り、色々と話を聞いてみた。
「本当に18歳?」と聞くと、ユキちゃんは笑いながら生徒手帳を取り出して見せてくれた。
そこに書かれているユキちゃんの本名の横に生年月日が書いてある。
計算すると確かに18歳のようだ。
つい先月の誕生日で、高3ということになる。
しかし、これって高校じゃなくて中学校の生徒手帳じゃないか・・・
どう突っ込んでいいかも分からないので、とりあえずこの話は置いといて、どこで僕のことを知ったのかに話を移した。
友達から聞いたということだった。
ということは、過去に泊めた家出娘と友達なのだろうか。
いちいち名前なんて覚えていないが・・・
しかし家出娘を泊めていると噂になっているというのはとても看過できない話である。
親とか学校の先生に話が漏れるとやばいかもしれない。
携帯番号も知られているのだから、簡単に足がついてしまう。
近いうちに何か対策した方がよさそうだ。
ともかく今日は遅くなてきたので、細かいことは明日にして寝よう。
ユキちゃんにお風呂を勧めたが、面倒なので入りたがらなかった。
眠そうな目をしている。
それとも、お風呂に入ることイコールエッチOKのことだと思って警戒しているのだろうか。
本当は、家に来た時点でエッチOKなのだが・・・
布団を二人分敷くと、ユキちゃんはその一方にすかさず潜り込んだ。
僕は彼女に身を寄せると、彼女は少し身を固くした。
布団をはがして彼女の上になり、優しくキスをして胸を触る。
ユキちゃんは何も言わなかった。特に抵抗もしない。
パンツを脱がし、股間に手を入れる。
ユキちゃんは掛け布団の端を持って顔をそむけた。僕から見て左(彼女からすると右)を見るのが彼女の癖のようだ。
恥ずかしいから顔を隠したいようだが、そうはさせない。
女の子の感じている顔を鑑賞するのもセックスの大事なポイントのひとつだからだ。
ユキちゃんはお風呂に入ってないので汚いのかと思い、アソコを舐めるのはやめておいた。
代わりに唾液を付けた右手の人差し指と中指で、彼女のアソコを押し広げる。
恥ずかしげに息づくその部分はまだ準備が出来ていないようだ。
僕は体を起こして手早く裸になり彼女の右側に座ると、右手中指で秘部を愛撫しながら左手で露わになった胸を愛撫し始めた。
こうなると、ユキちゃんが顔をそむけようとしたその先に、僕の勃起したちんぽがあることになる。
僕も風呂に入っていないので少々臭いかもしれないが、彼女にフェラをさせることにした。
体をずらして彼女の口元にちんぽを近づける。
ユキちゃんは、それに近づき逆に顔をひねろうとしたが、僕は左手でそれを押さえつけ無理やりちんぽを咥えさせた。
少し体勢に無理があるので彼女は口を自由に使うことはできないようだが、それでも舌を使ってぎこちなく舐めてくれた。
さて、僕の右手はずっとユキちゃんのあそこをいじり続けていたが、どうやら準備が整ったようである。
再び体を入れ替えて、正常位の体勢になった。
ユキちゃんのあそこにちんぽを押し当てる。
ユキちゃんはまた左を向いたが、僕は入れることを優先した。
しかしここで妙なことが起こった。奥まで入らない。あれ?
入ったことは入ったのだが、何かに引っかかってそれから先に進めない。
カリ部である頭だけがユキちゃんの膣に入り、まだ竿の大部分が外に残されている。
まさかこんなに膣穴が小さい子がいるとは信じられない。
経験を積むと大きくなっていくのだろうか。
おかしいな、と思いながらも、入っている部分だけの短い距離で往復運動をしてみた。
僕は基本的に根元まで入れるのが好きなので、これでは不満極まりない。
しかも奥に当たった時にちょっと痛い。
男もセックスで痛みを感じることがあるということを、この歳になって初めて知った。
彼女の元彼は超短小だったのだろうか、などど無理やりに推理してみる。
それとも、これが世に言うセックスの相性というものなのだろうか。
僕とユキちゃんは体の相性悪し、ということなのか?
ところがしばらくして、突然ちんぽが奥に吸い込まれるような感覚がしたかと思うと、次の瞬間には僕の息子はズブズブと彼女の奥底まで達していた。
思い切り根元まで入っている。
濡れていない状態では奥に相当する部分に侵入ができなかったということか。
どうやらユキちゃんの膣はとちゅうで曲がっているらしい。
カリ部分に相当する数センチ入ったところで左に進むのが正規ルートのようだ。
僕は右利きで、オナニーのしすぎのためか若干左曲がりである。
なんだ、相性ピッタリじゃないか(笑)
【2日目】
実を言うと、僕はキレイ好きである。
セックスはもちろん大好きだが、「きたないこと」というイメージは持っている。
だからエッチするときは先に双方シャワーを浴びて、お互いアソコをキレイに洗ってから事に臨む。
もちろん終わった後もシャワーを浴びるというのが基本だった。
先にシャワー無しだと、最悪の場合は勃たないことすらありうる。
てことで、昨日のセックスはいまいちだったので、今日はお風呂エッチに挑戦してみた。
ユキちゃんとは一回やったおかげで、すっかり打ち解けていた。
彼女をお風呂に誘って一緒に入る。
今までに何度も家出少女を家に泊めたが、実は一緒にお風呂に入りたがる女の子は非常に多い。
多分一人で入ると、髪を洗う時など近くに誰かいてくれないと怖くなるのではないだろうか。
さてさて、一通りお互いに体を洗いっこした後、僕は浴槽にふたをして、彼女をそこに仰向けに寝かせた。
そのまま足を持ち上げて開かせる。
ちょうどユキちゃんの足が僕の両肩にのるかたちになった。
風呂場には暖房を入れることができるので、湯冷めすることもない。
キレイになったユキちゃんのあそこはとても可愛く、そして幼いながらも淫靡だった。
薄い恥毛を掻き分けて、舐めてあげる。
ユキちゃんは気持ちよさそうに身をよじった。
「僕たち二人だけだから、声を出してもいいんだよ」
優しく言ってあげたが、まだ彼女は声を出すことに慣れていないようだ。
たっぷり時間をかけってクンニする。
しばらくたつと、僕の唾液なのか彼女の愛液か、はたまたシャワーのお湯か分からないがユキちゃんのあそこはベトベトになっていた。
準備OKのようだ。
僕は一度立ち上がって、シャワーで口をすすいだ。
クンニした口で、彼女とキスできない。
さっそく僕はいきり立った自慢のちんぽをユキちゃんのあそこに押し付けた。
うん。
今日はスムーズに行きそうだ。
先っぽをゆっくり入れると、やはり壁がある。
しかしすぐ左に本穴があるのがすぐに見つかった。
根元まで入れる。
ユキちゃんは熱い吐息を洩らした。
僕はユキちゃんのあそこが締め付けてくるのを感じた。
もういっちゃうのかな?
左に向いた彼女の表情を窺うが、どうもそうではないようだ。
ひょっとして湿気に応じて女性器が反応しているのか、それともユキちゃんが名器の持ち主なのか。
やば、いきそうだ。
想像以上に気持ちいい。
5往復もしないうちに、僕は慌てて抜いた。
浴室のセックスなので必然的に生で挿入することになったが、外に出すと決めていた。
それを察したのだろう、ユキちゃんが少しだけ身を起して僕を睨んだ。
「ここで止めちゃううの?」
不満そうにつぶやく。
どうやら彼女に火がついてしまったようだ。
ユキちゃんを満足させないといけない。
とりあえず、手マンに切り替えてちんぽを休める。
この手技だけでユキちゃんを絶頂直前まで持っていけば・・・
その思い一心で、右手が腱鞘炎になるくらい激しく動かすと、なんとユキちゃんは大きな声を上げて痙攣した。
どうやら手だけでいかせてしまったらしい。
良かった。
まずは最低目標をクリアだ。
僕は潤んだ目を見せるユキちゃんにキスをして、再び元の体勢に戻り、挿入した。
今度はすんなりと奥まで入った。
また締めつけてくる。気持ちいい。
こういうときはお尻の穴を締めるように力を入れて、射精を遅らせることができるのだが、それにも限界がある。
僕はなんとか、汗だくになりながら粘り、何とか彼女を2回目の絶頂に導くことに成功した。
直後にち○ぽを抜いて、外に放出する。
はあ、暖房が利いているためか、密室での激しいセックスは息苦しくなってくる。
このまま二人とも窒息死したらどうなるのだろう。
風呂場で全裸でつながったままの男女の死体・・・
発見する人はびっくりだろうな。
【3日目】
今日は平日、僕は家にユキちゃんをおいて会社に出かけた。
正直仕事は全然手につかない。
ずっとユキちゃんのことを考えていた。
一度お昼に電話をかけると、ユキちゃんは一人で寂しいと言った。
家出中ということを考えると、外出することもためらわれるだろう。
平日ということは、世間の子供たちは学校がある。
ユキちゃんが外に出れば、近所のおばさんたちに変な目で見られることは間違いないだろう。
僕は仕事が終わると速攻で家に戻った。
ユキちゃんが今にも泣き出しそうな顔で待っていた。
たったの半日なのに、もう何年も会ってなかった気分だ。
僕は玄関で彼女を抱きしめる。
そのまま寝室までユキちゃんをかついでいった。
ユキちゃんの服を脱がせると香水の匂いがした。
最初から持っていたのか、それともどっかで買ってきたのか?
僕の息子はすでに臨戦態勢が整っていた。
ていうか、仕事中から勃起していたのだが・・・
ユキちゃんのアソコを押し広げると、こちらも愛液のテカリが見て取れる。
僕はさらに手で優しく愛撫して焦らせた。
しかしユキちゃんは「早く入れて」と懇願してくる。
僕はゴムも付けずに挿入した。
コツを覚えると根元まで入れるのは簡単だ。
しかし・・・
3往復ぐらいで僕はヤバくなってきた・・・
少し休む。
どちらかというと自分は遅漏のほうだと思っていたが、ユキちゃんはやばい。
もういきそうだ。
ユキちゃんの目を見る。明らかに不満そうだ。
「ごめん、もういきそうだ。ユキちゃんが気持ち良すぎて」
ユキちゃんが笑顔になったので安心して再び動かす。
しかし10往復も行かないうちに僕は抜いた。
ユキちゃんの腹にぶちまける。
うーん。ごめん・・・
ユキちゃんのお腹をふいてあげながら謝る。
すると、ユキちゃんは笑いながら驚くべきことを口にした。
「自分でやる」
そして目をつぶって、片手を股間に伸ばした。
「このねっとりとした液をクリちゃんになでると気持ちいいんだ」
僕は、18歳の女の子のオナニーを目の前で有難く鑑賞した。
決してアソコ丸見えでバイブずこずこというハードなものではないけれど、これはこれでいいものだ。
僕はイったばかりだというのに、またアソコがむくむくと大きくなっていくのを感じる。
ユキちゃんは僕が見ているのに気がつき、「見られてる」と笑った。
僕もつられて笑う。
そして彼女はウィンクしながら、小声で「いいよ。見てても」と囁いた。
女の子のオナニーを見るのは初めてではないが、10代の子がやっているのを見るのは初めてだ。
大胆に足を広げることはしないので、エロ動画で見るのとはかなり違うが、でも本気のオナニーというのは素晴らしい。
ユキちゃんの吐息が激しくなってきたと思うと、突然彼女の体が反るように動き、痙攣した。
ようやく絶頂に達してぐったりしているユキちゃんに「すごいね」と声をかけると、彼女は恥ずかしそうに左を向いた。
なんだ、僕とやるよりも、オナニーの方が気持ちいいのか・・・
結構複雑な気分である。
【4日目】
今日も仕事のため会社に向かった。
ユキちゃんは留守番である。
夕方、仕事中に突然携帯が鳴って僕は驚いた。
知らない番号からである。
電話に出てみると、相手は○○警察と名乗った。(後で気がついたが下4桁は0110だった。)
「あのー。ちょっと人を探しているんですが、○○○○さんという高校生ぐらいの女の子をご存じないですか?」
僕は突然のことに驚きのあまり言葉を失った。
「い、いえ」
知らないのは本当だ。
「実は捜索願が出されてましてね。三日前から行方不明なんですよ。ところがその日の携帯の通話記録に、この番号がありましてね」
背中に冷たいものが走る。
これって、ユキちゃんのことじゃないか?
「は、はあ」
とりあえず、生返事だけをした。
「うーむ、何か思いだしたら電話ください。あと、お名前と住所を教えてくれますか?」
この警官は、まだ僕が怪しいと思っているわけではないようだが、ここで拒否すれば要らぬ疑惑を生むことになる。
仕方ないので、正直に名前と住所を答えた。
嘘をついてもすぐに調べればバレることだ。
電話が終わってしばらく呆然としていた。
通話記録って、そんなすぐに調べられるのか・・・
家に帰ると、ユキちゃんは奥の寝室で寝ていた。
彼女を起こして、電話のことを話すと真っ青になって驚いていた。
特に父親が娘を管理したがるタイプの人のようで、血眼になって探している姿が予測できた。
多分、初日に帰りが遅くなったところで警察に連絡したのだろう。
まずいな。名前と住所を言ってしまったから、いつ親や警察がこの場所に乗り込んで来てもおかしくない。
しかし、ユキちゃんは18歳。
とりあえず、ナンパしたとか、本名を知らなかったとか、言い訳は幾らでもできそうだ。
そこであることを思い出した僕は、ユキちゃんにもう一度生徒手帳を見せてくれとたのんだ。
最初に見せてもらったプロフィールのページを見る。
ユキちゃんの本名、これって・・・
さっき警察が行っていた名前といっしょじゃないか!
やっぱり、そうだ。
間違いない。
探している少女はユキちゃんのことだ。
でも、あの警官は高校生ぐらい、って言ってなかったか?
僕は改めて生徒手帳に載っている生年月日を見た。
あれ? なんかおかしいぞ? これって、手書き?
「な、なんで生年月日が手書きで書いてるの?」
ユキちゃんは諦めたように答えた。
「ごめんなさい。18歳未満だと何かと面倒で、自分で書き換えたの。本当は16歳。高校はいってない」
あちゃー やっちまった。
こういう場合どうなるんだ。
知らないでやったのはOKだったっけ?
それともダメになったんだっけ?
ユキちゃんは涙声で、僕にかくまって欲しいと抱きついてきた。
どうやら父親を本当に怖がっているらしい。
ひょっとして、父親から暴力を受けてるのかと思ったが、そうではないようだ。
彼女の体に傷や痣はないし、それとも性的関係があるとか?
最近多いらしいが。
でも、ユキちゃんは首を横に振った。
「とにかく、嫌いなの。細かいことにうるさくて、怒ってばっかり。大嫌い」
そう言って、彼女は泣き出した。
【5日目】
朝が明けたとき、僕はぼーっとしていた。
横には相変わらずユキちゃんが寝ている。
昨日無理にでも追い返せばよかった・・・
そう思ったが後の祭りである。
今日にも警察が乗り込んでくるかも分からない。
とりあえず僕たちは逃げることを選んだ。
仕事は無断で休むことにした。
というか、当分会社には行けないかもしれない。
このまま辞めてしまうのも仕方ないかなと思った。
別々に部屋を出て、隣駅のネットカフェで待ち合わせということにした。
ユキちゃんを叩き起こし慌てて身支度させる。
警察が訪ねてくるのは朝が多いと聞いたことがある。早めに出た方がいい。
通勤、通学時間に紛れていけばなんとかなりそうだ。
幸い、彼女はピーコートを持っていたので、マフラーを付けて襟元を隠せば通学中の女子高生ぽく見えないこともない。
冬で良かった。
まずは彼女が家を出る。
7時40分だった。
続いて僕は家の中の簡単な整理整頓をし、8時過ぎに家を出た。
電車に乗って隣駅に。
待ち合わせ場所についたが、ユキちゃんはいなかった。
ひょっとしてネカフェに先に入ったのかな。
電話してみようと思ったが、また通話記録が残ることを考えると辞めた方がいい気がした。
ネカフェにつくと、受付の前にオープン席を眺めてみたが彼女はいないようだった。
仕方なく個室をとり、フリードリンクの自動機の前をうろうろしながら彼女が現れるのを待った。
しかし、ユキちゃんはいつまでたっても現れなかった。
しまった。
まだ中に入ってなかったのか。
もう少し待ち合わせ場所で待つべきだったか。
時間がどんどん過ぎていく。
もうちょっと緊急時の再会方法を決めておけばよかった。
だが、今となってはどうにもならない。
何度電話をしようと迷ったことか。
ひょっとしたら彼女からかかってくるかと思ったが、それもない。
諦めて一度ネカフェから出て、僕は近くに電話ボックスを見つけると入り込んだ。
最近は公衆電話は絶滅寸前なので、近くに発見できたのは幸運だったと言えるだろう。
テレホンカードなんてもちろん持っていないから、10円玉を使う。
公衆電話から、携帯に記録してある彼女の番号に電話してみる。
しかし「お客さまのおかけになった番号は公衆電話からはご利用できません」の冷たいアナウンスが・・・
しまった、彼女は公衆電話着信拒否にしていたのか。
あきらめてネカフェに戻る。戻り際に待ち合わせ場所に行ってみたが、彼女は見つからなかった。
ひょっとすると彼女も同じことを思いついて公衆電話から僕の携帯にかけてくるかもしれない。
着信拒否を解除しておかないと。
しかしなかなか設定の仕方が見つからず、解除に30分近くもかかってしまった。
ううむ・・・
確かにこのネカフェに行く約束をしたのだが・・・
ずっとドリンクコーナー付近をウロウロしていたが、時間を見ると、すでに11時が過ぎている。家を出てからすでに3時間。 さすがにこれは何かあったと考えた方がいいようだ。
まさか家に戻っているとか。いや、鍵は持ってないはずだ。
ひょっとして親か警察に見つかって連れて行かれてしまったのだろうか。
その可能性のほうが高そうだ。
とりあえず家に戻ることにした。
警察が待ち構えているのではないかと、少し警戒してしまう。
だが誰もいないようだ。家に入ると、出たときとまったく同じ状況だった。
ユキちゃんのことが心配だったが、とりあえず落ち着いた。
そして何故か僕の心の中は晴れやかな状況になっていた。
思わぬ形でユキちゃんが片付いたこと。これは大ラッキーという他ない。
心の奥ではユキちゃんを面倒な存在と思い始めていた自分に驚いた。
しばらくは久しぶりの一人暮らしを楽しんで、また家出娘を捕まえよう。
夜になるまで、ユキちゃんからはもちろん警察その他からも全く連絡がなかった。
ユキちゃんがまた現れませんように・・・と祈りながら僕は安らかな眠りについた。
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