09 『JK眠り姫』シオリちゃん(17)7泊8日
【1日目】
久しぶりに家出っ子がやってきた。
彼女の名前はシオリちゃん。
ちょっぴりポチャ目だが、結構可愛い子だった。
出会い系で知り合って、何度かメール交換するうちに家出願望があることが分かり、僕の家に来ればと誘ってみると「エッチ無し」という条件で僕の家にやって来た。
まあ、そんな約束は全く意味はないけどね。
当然ながら、その夜僕は彼女に襲いかかった。
シオリちゃんは抵抗した。
意外なのは、彼女の腕力がかなり強力だったことだ。
彼女は僕を突き飛ばすと、憤然とした表情で「約束が違う」と言い放った。
どうやら彼女は本気で約束していたらしい。
もっと驚いたのはシオリちゃんが泣かなかったことだ。
僕をにらむと、「こっちに入ってこないで」と言って、寝室に閉じこもってしまった。
鍵はかからないがこれ以上無理やり入っていくのも面倒なので、大人しく別室のソファで寝ることにした。
【2日目】
この日、シオリちゃんとはほとんど口を利かなかった。
昨日のことで、かなり気まずくなっている。
「嫌だったら帰れよ」僕はそう言ったが、彼女は首を振った。
家に帰る気は全くないらしい。
だが、家に帰らないということは、僕がその気になればいつでもエッチできるということだ。
それを話すと、彼女は「約束が違う」と言うだけだった。
何を言ってるんだろう。
エッチ無しで人の家に泊めてもらえると本気で思ってるのだろうか。
これは懲らしめてやる必要がありそうだ。
彼女が閉じこもっている部屋に無理やり入っていき、こんどこそ最後までヤッた。
彼女はかなり抵抗したが、今回は僕の力が勝った。
無理やりだったので、もちろんコンドームをつけるような暇はなかった。
前みたいに病気になる怖さはあったが、気にしているだけの余裕もなかった。
さすがに中出しだけはせず、彼女の腹に放出した。
しかし、これだけやってもシオリちゃんは泣かなかった。
慰めの言葉を掛けても、彼女は完全にシカトだった。
【3日目】
「さっさと出て行けよ」とシオリちゃんに何度も言ったが、彼女は家に帰るどころか外に出ようともしなかった。
彼女は決して泣かなかったが、昨日のことが悔しいようで、僕のことを見ると涙をこらえるように唇を噛み締めているのが分かった。
なんだか、無理やり襲うのもだるくなってきた。
ていうか、はっきり言うとシオリちゃんが嫌いになった。
彼女は家にいるだけで別に何をするわけでもないのだが、彼女の存在がうっとうしくなってきたことは事実だ。
【4日目】
正直言って、嫌になってきた。
シオリちゃんが我侭すぎる。
しきりに家に帰るように促したが、彼女は全くその気がないようだ。
終いには、彼女は開き直って禁断の一言を放った。「警察に言うよ」
どうやら彼女は僕を脅迫しているらしい。
まあ、強姦まがいのことをしたのだから彼女の気持ちも分かるが。
しかしシオリちゃんは、その一言がどれだけ危険な意味を持っているか、分かってないようだった。
【5日目】
シオリちゃんはまだ家にいる。
会社から帰っても、彼女はテレビを見ていた。
僕が声を掛けるとすぐ寝室に行って閉じこもってしまう。
話をする気もないようだ。
このままでは埒が明かない。
家に帰るのか、おとなしく僕の性欲処理の相手をするのか、どっちかにして欲しい。
もう一度シオリちゃんを説得したみた。
しかし彼女は出て行かない。
買い物に一緒に行こうと誘ったが、シオリちゃんは一歩も家から出なかった。
「何か食べるなら外に買いに行けよ」と言ってみたが、部屋に入ったきり出てこない。
鍵は掛かっていないが、無理やり入っていくのも気が引ける。
頭にきたので、食事も与えないことにした。
お腹が空けば、部屋から出てくるだろう。
【6日目】
もう限界だ。
彼女が邪魔でしょうがない。
ひょっとして、これって監禁なのか?
僕はふと思った。
シオリちゃんが自分の意思で引きこもっているのは事実だが、この状態を外部の人間が見たら、どう考えても家出少女の監禁だろう。
幸か不幸か、受け入れ始めてから一度も外出していないようなので、周囲に彼女が見つけられる心配はないのだが、もし何かの拍子に警察に発見されれば大変なことになるだろう。
残念なことにシオリちゃんとの人間関係は依然として最悪だ。
彼女は昨日から何も食べていないようだ。
僕が会社に行っている間に冷蔵庫をあさったり、風呂に入ったりしているようだが。
時々テレビを見たり、トイレに行くとき以外は部屋から出てこない。
このままの生活が続けていけるわけがない。
どうすればいいのだろう。
過去に例のない状況になってしまった。
何とか彼女の親に連絡は取れないだろうか?
シオリちゃんがトイレにたったとき、彼女の所持品をあさってみたが、身元が分かるものを探すことは出来なかった。
【7日目】
やってしまった。女に暴力を振るう人間なんて最低だと思ってた。しかし、それは僕の女性経験が少ないからだったようだ。
世の中には、叩いたり、殴ったり、蹴らなければならないような女がいることを初めて知った。
これは男が悪いのではない。女が悪すぎるのだ。
どんな温厚な男であっても、女に手を上げなければならないことがあるということを教えられた。
きっかけは些細なことだった。
夕食の後、シオリちゃんがテレビを見ながら、命令口調で「ティッシュ取れよ」を僕に言ったのだ。
当然「自分で取れよ」と言ったのだが、彼女にとってはこれが面白くなかったようだ。
手に持っていた雑誌を、いきなり僕に投げつけてきた。
あわてて顔の前に手を出して何とか防いだのだが、僕の心はおさまらなかった。
人に物を投げる人間は最低だ。
頭にきて「ふざけんなよ」と言いながら、僕は思い切りシオリちゃんの背中を蹴った。
彼女は悲鳴を上げながら倒れ、その拍子にテーブルの角に頭をぶつけた。
あまりにもシオリちゃんが大げさに倒れたので、僕は彼女がわざとやってるのではないかと思った。
しかし彼女はそれっきり起き上がってこなかった。
どうやら気絶してしまったらしい。
仕方なく布団に連れて行って、そのまま寝かせた。
【8日目】
ほとんど夜は寝れなかった。 朝早く、というか真夜中、気絶したままのシオリちゃんを車に乗せて家を出た。
彼女はほとんど僕の家から出なかったので、場所すら覚えてないだろう。
できるだけ遠くに行って、彼女を置いてくるつもりだった。
しかしいつ彼女が目を覚ますかも分からない。
車を運転して1時間ほど山に入ったところで、人気のない公園を発見した。
シオリちゃんはまだ目を覚まさない。
彼女を公園のベンチに座らせて、急いで車に戻った。誰にも見られなかったようだ。
こんな長い時間気絶しているなんて、ひょっとして死んでいるのか?
そんな恐ろしいことが心に浮かんだが、しかし間違いなくシオリちゃんの体は冷たくはなかった。
僕はゆっくりと車を出して、できるだけ不審な動きをしないように落ち着いて家に戻った。
シオリちゃんは今頃目を覚ましているだろうか。
ポケットに数千円のお金を入れておいたので、問題なく家に帰ることは出来るだろう。
幼稚園児じゃないんだから。
彼女が警察に行く可能性も考えてみたが、その時はそのときだと思った。
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